校長・記子の部屋 令和女子の風が吹く
こんにちは。ホウジュ女学院の校長、記子です。
このブログでは、学校で出会う学生たちとの何気ない会話や、
学生たちの笑顔や頑張る姿に元気をもらったり、「
そんな小さな「出会い」の積み重ねが、
ホウジュ女学院に吹く、今どきの女子たちの風。
ちょっと自由で、しなやかで、たくましくて、そしてやさしい。
そんな「令和女子の風」を、校長の目線からお届けします。
どうぞ、気軽にのぞいてみてください。
第2回 「夢は、あきらめたのではなく」
今日、私がご紹介したいのは、ある学生のお話です。
その学生は、入学してきたときから、心の中に「将来やりたい仕事」がありました。
自分が進みたい道。
いつか叶えたい夢。
その思いを、私はとても素敵だなと思って見ていました。
ところが、ある時、その学生は家族から、
「将来は家族の仕事を継いでほしい」
という願いを受けました。
自分の夢と、家族の願い。
どちらも大切だからこそ、簡単には答えを出せないことだったと思います。
そして彼女は、自分の夢をいったん脇に置いて、今は家族の願いに応えていく道を選びました。
「夢をあきらめた」
のではなく、
むしろ、
夢を持ったまま、今、自分ができることを選んだのだ
とかろやかにいうのです。
夢というのは、すぐに叶えなければいけないものではないのかもしれません。
今は別の道を歩いていても、
心のどこかに大切にしまっておく。
そして、いつかまた、その夢に向かう日が来るかもしれない。
そんなふうに、自分の夢を大切に持ち続けることも、ひとつの生き方なのだと思います。
そして彼女は、今できることにも一生懸命です。
学校で学ぶだけではなく、自分の将来に必要なことを考え、自分から学び、力をつけようとしていました。
「夢」と「今」を切り離すのではなく、
今を一生懸命生きながら、夢も心の中で育てている。
そんな姿を見ていると、
人生って、まっすぐ一本の道だけではないんだな、と教えられます。
思い通りにならないことがあっても、
夢を失ったわけではない。
遠回りに見える道も、もしかしたら、その人にとって必要な道なのかもしれません。
学生たちには、それぞれの人生があります。
夢を追いかける人もいる。
少し立ち止まる人もいる。
誰かの願いを受けて、別の道を選ぶ人もいる。
でも、どんな道を選んだとしても、
「自分の心の中にある大切なもの」だけは、どうか失わないでほしい。
私は、そんなことをこの学生から教えてもらいました。
いつか彼女が、今とは違う道を歩く日が来るかもしれません。
そのとき、心の中に大切にしまっていた夢が、
またそっと顔を出すかもしれない。
その日が来ることを、私は楽しみにしています。
今日も、ホウジュには、
一人ひとりの人生に寄り添う「令和女子の風」が吹いています。



