教会実習最終日
2024年02月15日(木)
約一か月の教会実習も、いよいよ最終日を迎えました。
寮や学校から一歩外に出て、新たな方々との出会いを通して、毎日自分の心に向き合う。
特に2年生は、芳澍ライフ2年間の集大成。自分の力では、乗り越えられなかった問題や悩みなど、人とのご縁の中で乗り越えられる力を頂き、解決に向かっていく。
また、自分でも気づいていない自分の本心に触れ、もっと自分を知るきっかけになる。
一方で、なかなか思うようにいかず、心の奥がこんがらがっている。こんがらがった心の糸を1本ずつほぐし緩めていく。自分を肯定しながら。自己受容しながら。
いろんな心をさまざまに味わっています。
実習最終日、2月15日「涅槃会」は、お釈迦さまがご入滅(お亡くなりになられた)された仏教三大行事の一つです。「人さまに尽くす、人さまに喜んでいただける自分になりたい」そんな願いをお釈迦さまに決意する日。芳澍生はこの尊き日に、一か月間を通して学び成長したことを発表する機会があります。発表会を通して、人生観が大きく変わり、新たな一歩へと繫げていけることを願っています。
「自分を知る」難しいことだなぁとつくづく思います。
中村副校長先生から教えて頂いた【ネガティブ・ケイパビリティ】
答えの出ない事態に耐える能力。悩みのままいられる力。せっかちに答えを求めてすっきりしたいけど、モヤモヤする曖昧さ、不確実性を受け入れる能力。それは、新たな視点や解決策を見つけ出す源泉となり、創造性や直感を更に磨くことにつながる。
モヤモヤする力を大事にすることがスッキリする力につながる。
1人ひとり、自分らしく焦らず歩んでほしい。