環境への取り組み
芳澍女学院は環境問題にも取り組んでいます。
まず基本姿勢=おおもとの考え方として次の三つをスタッフみんなで共有しています。
・「いのちの尊重」=「仏性礼拝」
・「共生の実現」=「六波羅蜜」
・「簡素なライフスタイル」=「八正道」
これらの考え方をもととして、2012年度は具体的な取り組みとして次の三つに重点をおいてきました。
・マイ箸の実践
・デスクの整頓
・ゴミの分別の徹底
「環境への取り組み」を担当する学校スタッフさんが、私たちの意識を高めるためいろいろと工夫を凝らしてくれています。下の写真は校舎1階廊下に掲示してあるクイズ。ゴミの分別の意識を高めるためものです。
⑧と⑨をご覧ください。⑧が即席スープの素、⑨が炒飯の素の袋の断片ですが、実は一方が「紙」他方が「プラ」です。見分けがつきますか?(正解は文末)
このクイズのおかげで私も「紙/プラ」の表示をいつも確かめるようになりました!
それから、「ハーフティッシュ」――通常のティッシュ一枚の大きさが「もったいない」ことが多いので、箱ごと半分に切り分けて使う――というアイデアも担当スタッフから紹介され、学生の皆さんからも大きな反響があり、実践する人がでてきました。
また、年に数回、教職員も、学生のみなさんも、環境について学習する機会をもち、また、前後にアンケートが行われ、日頃の意識や行動が変化したかの確認がなされています。
もちろん、上記に取り組んだだけで問題がすべて解決するわけではないのですが、環境への取り組みや意識向上のきっかけとなり、日々の生活のなかで各人の行動が確実に変化してきいます。
ところで、芳澍女学院では、英語の授業にも環境問題の要素をもっととりいれて行きたいと考えています。授業でも扱おうと考えている環境についてのスピーチをご紹介しておきます。(ご存じの方も多いかもいませんが)1992年リオデジャネイロで開催された環境サミットで、12歳のSevern Suzukiさんというカナダ人(日系四世。二児の母となった現在も環境活動家として活躍中)の少女が行ったスピーチで、この動画(youtube)には「伝説のスピーチ 環境サミット@リオ」というタイトルがついています。関心のある方は是非ご覧ください。(英語によるスピーチですが、日本語字幕がついています)
http://www.youtube.com/watch?v=C2g473JWAEg
クイズの正解 ⑧=「紙」⑨=「プラ」