りえっぺのこと

今、芳澍の桜が満開です。

20日、お彼岸の中日に13期Ｈクラスが中心に集まって、當間里江さんの七回忌ご供養をさせていただきました。

當間里江さん（りえっぺ）は生まれながらに重度の心臓病を抱えながら、13期生として芳澍に入学してきました。そして、ご両親をはじめ周囲の人たちの心配をよそに、明るい笑顔で楽しそうに、常に新たな一日を一生懸命生きていました。

生まれてからずっとさまざまな制限の中に生きていたりえっぺ。芳澍で出会った仲間たちと今までに経験することのなかった学校生活や寮生活を通して、強く強く思ったのです。「元気になってみんなと一緒に生きていきたい・・・」と。

そして、もうすぐ二年生になるという春休み。まだ、桜のつぼみが硬い時、りえっぺは果敢にも難しい心臓手術に挑んだのです。元気になってみんなと一緒に生きたくて・・・。けれども、3月25日帰らぬ人となりました。

ただただ悲しくて、受け止めがたい現実・・・。クラスのみんなはそれぞれに、りえっぺのいのちの分も一生懸命生きようと心に誓い、2年生になったことと思います。
りえっぺは19年間の人生をかけて、いただいているいのちの有り難さ、今を一生懸命生きることの大切さを教えてくれたのですから。

毎年3月お彼岸のころ、「りえっぺの日」としてクラス有志でりえっぺのご供養をしています。もしかして、1年のうちこの日だけはと、ご供養している人もいることでしょう。尊いですね！今年の七回忌ご供養には、セレニティホールに1年次学担の山口先生はじめ14人が集まりました。そこには元気いっぱいの子供たちも加わって・・・。

みんなと一緒に生きたい・・・と願ったりえっぺ。姿こそ見えませんが、りえっぺはみんなと一緒に確実に生きています。そして、みんなの心を繋げてくれています。みんなの幸せがりえっぺの幸せ。りえっぺがみんなと一緒に生きている証ですよね。
この日、毎年3月20日は「りえっぺの日」として、セレニティでご供養し、みんなと出会う日に、参加者一同で決めました。

りえっぺ本当にありがとう！！