5・27に思うこと
2016年06月03日(金)
5月27日、オバマさんが広島を訪問しました。
原爆資料館でメッセージとサインを残し、そのかたわらに予め折って来ていた折り鶴を二羽添えられたそうです。
その後、慰霊碑の前でスピーチをされ、二人の日本人に声を掛け握手、一人の方とはハグをしました。
この時しばらく握手をしながら話していた坪井直(つぼい すなお)さんは日本原水爆被害者団体協議会代表。
彼はオバマさんに「これから一緒に核のない世界にする努力をしましょう!」と力強く訴えました。「自分は91歳だけれどもまだまだ頑張るから、あなたも一緒に。」と語りかけるとオバマさんは笑顔で応えていました。
今回のオバマさんの広島訪問は彼にとっても勇気のいることだったようですが、迎える広島の方々にとっても長年に渡る様々な思いに駆られる大きなことだったと思います。
私の中に一番響いたのは、
坪井さんがオバマさんに謝罪を求めるのではなく、こんな経験をする人をもう一人も出したくないから一緒に手を携えて未来に臨もうと訴える心の次元の高さです。 怨みや批判の気持ちのないところにオバマさんも坪井さんの手を握り続けていたのだと思います。
こんな主体的な生き方ができるって凄い!と、心動かされたできごとでした。