佼成1月号かみしめ
12月18日の月曜朝礼の中で、校長先生より佼成1月号のかみしめをいただきました。
【抜粋】
みなさん、おはようございます。
『佼成』の「会長法話」を、声をだして読んで味わっていただくといいのではないかな
と思います。ご法話を拝読させていただいて「ああそうだな」って思うだけでもいいし
「理解できないな」と思っても、それはその部分を味わっている証拠なので、そう思っ
て読み進めていただければいいのではないかと思います。自身の生きる指針として意識し
て拝読することもいいですが、その文章を純粋に心で感じていく読み方もいいのではない
かと思います。そうするとその感じたことが自然と行動に移って行くこともあると思いま
す。
ご法話の中で会長先生は開祖さまの「〈人間はおなじ〉・〈すべては一つ〉…これが仏
教の根本思想にほかなりません」のお言葉を引用され、「人間はみな同じ」「すべては一
つ」という心に立ち返ることが精進であり、それをとぎれることなく保ち続けることがわ
たくしたちの生き方だとし、心田を耕す方向性をお示しくださいました。
法華経には、生きとし生けるものすべてが仏さまから愛されている存在で、仏さまは、
一刻も早くひとりひとりが本当に幸せになるようにという眼差しで我々を導いてくださっ
ている、と説かれてあります。ある人が、他人を困らせ怒らせてしまうことがあったとし
ても、その人自身は仏さまから、ましてや両親から愛されるべき存在だということに、ふ
っと思いが行くと、心の余裕ができて考え方も、そして行動も違ってくるのかなと思いま
す。
開祖さまは、宗教に違いはあっても、すべての宗教の教えは 人々を幸せに導き、平和
な人や社会を作るという根本的に同じ目的を持っているという、万教同根を説かれました
。その「万教同根」の精神を基に宗教協力、宗教対話を推し進められました。開祖さまが
言われた〈人間はおなじ〉、〈すべては一つ〉の言葉自体は非常に簡単ですが、その言葉
が意味するところを、私は、日頃の自分自身の心の動きも観察しながら、しっかりと考え
て過ごしたいと思いました。
ありがとうございました。