10月3日 月曜朝礼より③
学生の「佼成10月号を拝読して」の発表後、校長先生からお話がありました(抜粋)。
どんどん秋が深まってきましたね。
木々が紅葉する条件は、一日の気温差が大きいことだそうです。今は朝夕気温が低くて、長袖か羽織るものがないとだめかなと思いますよね。
でも日中は暑い。
この大きな気温の変化が秋なのです。着るものがなくて困るとか、調節するのが難しくて嫌だよねとかよく言いますよね。自然の摂理として当たり前のことなのだけど、この当たり前のことに文句を言っていることがある。四季を味わっていくことを大事にした方がいいと思いました。
〈Mさんのかみしめ〉
自分勝手な思いどおりにしたいという心が、様々な苦のもとになっているということ、そしてその日の気分で相手を責めてしまったりとか、傷つけてしまったりしているという反省の言葉を言ってくれました。素晴らしいと思います。
大体人生失敗の連続だから、教わったことは、そのときは素直にそうだと思うが、生活したり、いろんな人と触れ合う中で、教えてもらっているとおりに行動できるかというとなかなかそうじゃない。ただ、ありがたいのは、会長先生が教えてくださっているご法話で振り返ることができること。
〈Nさんのかみしめ〉
夢や希望を持ったら執着?もしかしたら執着かもしれないよね。
これをNさん風に言うと「良い執着」になるのだろうと思います。何かを成し遂げたいという思いは、見方を変えると執着だと思う。
でも、人さまのために何とかしたいとか、自分の人生を良くしていきたいと考えていったら「良い執着」になるのだと思いました。
そして「相手にばかり変化を求めている」という話がありましたね。
相手を変えたいと思う気持ちが強いと、相手を責めたり、ものごとが実現できていない苛立ちが起こったりします。
法華経は「自分が変われば相手が変わる」ということを教えてくれている。
変えるべきものは自分。私の先輩がよく言っていたのは「過去と相手は変えられない。未来と自分は変えられる」という言葉。起きてしまった過去は変えられないけれど、自分が変わることによって未来を変えることができます。