韓国に行ってきました--東アジア人になろう!
韓国にいってきました。
9月1日から4日間、短い滞在でしたが、よく言われる「近くて遠い国」が、随分近くなった気がしています。
実は、これに先立つ8月末、本校の2年生3名と1年生1名計4人が、韓国を訪れました。現地の大学生との交流と、平和学習を目的とした4泊5日の旅を経験しました。
学生の皆さんの韓国行きと、私の旅は直接関連していないのですが、今年初の韓国からの留学生が1名いることと併せ、にわかに本校と韓国とのご縁が濃くなったような気がします。
蒸し暑い東京とちがい、あちらは秋、高く澄み切った青空、急峻な山が間近に控えたソウルの街、肉類はもちろん、野菜とご飯を美味しく食べるための智慧が一杯詰まった食事・・・おかげさまで、とても快適な旅となりました。
さて、なぜ行ってきたのかというと・・・(長くなりそうですが、
やさしい説明に挑戦)
――私たちが住むこの東アジア一帯を、そして世界を
より平和な住みよい場所にするために、
なにが問題なのか、これから何を、どのようにしていけばいいか、
その情報を共有し、よく考え、
そして、しっかりと実行していく――
信仰をもつ人、NGOのスタッフ、研究者などが、
一同に集まって、そうしたことを話し合い、学び合う場を設ける、
その準備のための会議に参加してきました。
そうした集いが、実はこれまでも、多くの先輩方の努力で、何度となく催されて来たのですが、それが、より若い世代に引き継がれていくように、との
願いが込められた会議でした。
学んだことの一つは、
これから、「私たちは東アジア人だ」という意識をもって生きていくのが、
きっとこれからの世界にとって、いいことなのだ、ということ。
過去には、(現在も?) 目をそむけたくなるような悲しいことも多々あった一方で、
むしろそれ以上に、人と文化の交流をつうじて本当に多くのもの・ことを
共有している地域だとおもいます。儒教・仏教・親孝行・漢字・お箸・ご飯・味噌・醤油・・・
例えば、今回の旅の中でも、
目上の人に会うと微笑んで深々と何度もお辞儀をする、そんなところも他の国にくらべ、とても近い国だな、という実感をもちました。
今は、伝統文化だけでなく、たとえば環境問題などでも(黄砂・原発・CO2規制など)互いの国の政治家や外交官だけでなく、私たちのような「草の根」(glass roots level)の人間同士の交流・協働がとても、とても大切なのだということ、これも、学んできたことの一つです。
日本人であると同時に、東アジア人として生きる意識を、これから目ざしたいと思うようになった旅でした。そのためにこれから、人との交流と勉強つづけ、折に触れて学生の皆さんにも学んだことを分けて行きたいと思います。
有り難うございました。
?????.
合掌