卒業生に学ぶ…
2018年03月23日(金)
芳澍女学院は、2年生が卒業して学校から巣立ち、1年生は春休み・・・学生がいなくて、とても静かな、寂しい校舎になっています。(スタッフルームは賑やかで、慌ただしいですが・・・)
2年生の卒業式という大きな節目を迎える前に、学生たちはそれぞれ「すだちのことば」を発表します。大学で言うところの卒論のようなものでしょうか。
2年間の学校・寮生活のなかで、自分が葛藤しながら乗り越え、悩みながらも成長してきた証の言葉には、ひとつの”悟り”のような気づきも含まれていて、私たち教職員の胸をうつものです。
人によっては「2年間という時間枠」にとどまらず、自分が生きてきた約20年間の人生をどのように見つめ直したかが書かれています。
どの発表も「すごいなぁ」と讃歎したくなるようなものであり、人生を倍以上歩んできた私にも大いなる学びをもたらしてくれるものです。
今年の発表を、私は「この人の発表から、これを学ばせてもらいました!」というものを一言メモにしながら聞かせてもらいました。その人の発表全体の要旨にあたるものではなく、私が個人的につかんだものを「ポン」と書いたものですが、その一部を紹介いたします。
「すべてに許されながら生きているということ」
「現実のなかに、仕合わせ(幸せ)はある」
「仏さまの子を預からせていただいている」
「すべてを幸せのもととみる」
「痛む心から目をそらさない」
「好きと嫌いは両立し、しかも差別につながらずにあり得る」
見聞触知皆菩提に近づく・・・学生たちにただただ感謝ですね。(^人^)
卒業したみなさんが、社会に出てますます輝いていくことを祈っています。
(卒業式の様子2018.03.03)